プロレスラーのギミック

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    JUGEMテーマ:プロレス

     

    どうもみなさん内無双、邪外です。時天空関とか旭鷲山関とか、モンゴル系の力士は足を使うのがうまい人が多い印象ありますよね。

     

    このブログ、思い返せばプロレスの話ばかりな気がしますが、今回もプロレスの話です。歴史とか相撲よりサクッて話しやすいんですよね。漫画とかゲームとかはうっかりネタバレしちゃいそうだし(私は気づかないうちにネタバレしてしまう悪癖がある)。

     

    プロレスラーにはギミックと呼ばれるものがあります。もう、このご時世なので変にごまかす必要はないですが、要するに「生い立ち的な設定」です。例えば、アラブから来た謎の怪人ザ・シーク、インドの狂虎タイガー・ジェット・シン、貧民街でネズミを食らって生きてきたロードウォーリアーズ、カナダの密林からやってきたグレート・アントニオ、木こりをやっているところをスカウトされたアンドレ・ザ・ジャイアント、フィリピン出身で顔が爛れたからペイントをしているという触れ込みのグレート・カブキ、その息子という触れ込みのグレート・ムタ、最近なら何度も死んでは蘇るジ・アンダーテイカー、等々力の祠に善なる心を封印した飯塚高史・・・だいたいこんな感じです。冷静に考えると「はい?」って感じですが、実際に試合とか見てると「なるほど」と思ってしまうのも不思議の1つ。

     

    プロレスという文化は第二次世界大戦後の社会において爆発的に発展したもので、その点、実は非常に右翼的・人種差別的な側面がかつてはありました。日本でいえば、昔は基本的に外国人選手ってヒール扱いだったでしょ?ファンクスとかは例外(テリー・ファンクは海外ではヒールとして、日本では抗争してたブッチャーと組んだりしていた)ですが、こっちでヒール、あっちでベビーってことが多かったものです。力道山がなぜ足場を固めるに至ったかについても同様で、アメリカから来た選手は体が大きくてスタイリッシュでいかにも経済力がありそう。それを日本人の力道山(本当は朝鮮半島出身)がなぎ倒すという姿に、日本人は「日本も捨てたもんじゃない!」って希望を抱いたわけですから。だから、上田馬之助選手とか、日本人なのに悪いってのは珍しかった。一方、アメリカでいうと、かつてのヒールはドイツ系かアラブ系か日系の(もしくはそういう設定の)選手で、フリッツ・フォン・エリック、グレート東郷なんてのはそうです。東郷はニヤニヤとした「ジャパニーススマイル」を浮かべて卑屈な態度をとりながら、相手が油断した途端に塩で目つぶしをしたり、急所攻撃をしたりと、真珠湾攻撃を彷彿とさせるような卑怯(賢明な方々にはわかると思いますが、念のため、アメリカ的一般論ですよ)な行為を繰り返し、それをアメリカ人選手が逆転して成敗することでアメリカ人のフラストレーションを晴らしたわけです。

     

    さて、かつては朝鮮半島出身の力士である力道山を長崎出身ということにしてプロレス事業を展開し、前述のように大きくなっていったプロレス業界。途中から木こりだの怪人だのを取り入れることで、まさに「プロレス・ファンタジー」を築き上げていったわけです。ただ、これは今は通じない!というのも、情報社会だからです。ていうか、前々からみんな気づいてはいたんですよ。だって、普段からフォークで相手突きさしたりしてるやつが社会にいて、仕事してるわけないじゃないですか。ジェット・シンが自分の関係している団体の選手が飛行機事故で死亡したことについてスーツを着て神妙にコメントをしているニュースが流れたりもしましたし。今は情報社会です。変にギミックをつけると「経歴詐称だ!」って、かっこつけた激ダサネット評論家に叩かれちゃいます。評論家(笑)でも可。

    特に、日本のプロレスはもはや戦いとその間のやり取りがメインなので、変に設定を入れるとお客さんが失笑しちゃいます。だから、現代日本のプロレスにおけるギミックはヒールかベビーか程度。一方、WWEはエンターテインメントという風に振り切っているので、アンダーテイカーみたいな荒唐無稽なキャラだったりが許されるわけです。

     

    こういった点では、アメリカはプロレス=エンターテインメント、日本はプロレス=プロレスという独自の捉え方をしているような気がします。どっちも、見る感覚としてはアニメ、漫画を見る感覚で問題ないんですが、根本部分が違うような気がしますね。私は日本風のプロレスの方が幅が広くて好きですが、スナック感覚で見れるのはWWEでしょうね。パーフェクトエンターテインメントですから。


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