リミット・オブ・ギミック

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    JUGEMテーマ:プロレス

     

    どうも皆さんファイナルフラッシュ、邪外です。ふと思ったんですけど、ベジータってアニメや原作において、技名のある技って1回くらいしか使ってなくないですか?ビッグバンアタックとか、人造人間19号以外に使ったっけ?

     

    さて、今回はプロレスにおけるギミックのお話。

    今はともかく、昔のプロレスラーってのは多かれ少なかれギミック、つまり設定を背負っていました。そもそも、プロレスはアングル、ブックと呼ばれるシナリオが存在する、まぁ、ある種のドラマともいえるものでして、そう考えると、登場人物であるレスラーに設定があるのもおかしくはないわけです。

    例えば、カール・ゴッチはスイス出身ですが、ナチスへの憎悪を煽るヒールとしてドイツ人という設定になりましたし、アンドレ・ザ・ジャイアントは木こりをしていたのを連れてきたという設定、タイガー・ジェット・シンやフレッド・ブラッシーはマジの狂人・・・みたいな設定が昔はゴロゴロしていました。なんで?と思う方も当然いらっしゃると思いますが、それはもうね、これに尽きます

     

    情報が少なかったから

     

    今だったら、力道山が朝鮮半島出身であることも、ゴッチがドイツ人ではないことも、シンやブラッシーが実際はスーパー紳士であることも調べればすぐにわかっちゃう(力道山については、昔から知ってる人は知っていたし、シンは過去に、自身がプロモーターを務めた興行における飛行機事故について、神妙な態度で謝罪をしていたから知られてはいた)時代ですが、昔は、それこそ雑誌だったりテレビだったりしか情報源がなく、その情報源となる情報、記者が取材した結果得られる情報は、プロレス会社側の決めたギミックでしたから、それこそが真実だったわけです。グレート・アントニオなんて、ぶっちゃけた話、力持ちのおデブちゃんです。

    そんな時代から気づけばインターネット時代。事件や情報の真偽性はともかく、基礎情報くらいならすぐに世界中からデータが集められる時代です。そんな時代の中、「人殺しの大悪人!」とかいうヤツがプロレスラーなんかできるわけがないことは、もう一目瞭然なわけですね。そもそも、プロレスの仕組みの基礎的な部分が世の中に出ちゃっているわけですから、ギミックなんてつけようがない。WWEはもう、ドラマだと開き直り、株を上場するにあたりブックの存在も公式に認め、怪奇系のギミックなどを継続させていますが、日本はあくまで真剣勝負を建前としているため、なかなか難しい。

    一方で、そのギミックが通用しないことを逆手に、つまり、プロレスがファンタジーであることを逆手に取って、あえて荒唐無稽なギミックを設定し、人気を博しているレスラーもいます。怨霊選手とか、アイガー選手とかが分かりやすいですかね。インディー団体とかに多いですが、ある意味メジャー団体よかプロレスの源流っぽいかも。

     

    そう考えると、飯塚高史の「善の心を等々力の祠に封印してきた」という怪奇的なギミックはこの時代にはお笑い草でもありました。本人がキャラを貫き続けたおかげで、バカにされずには済みましたが、もしかしたら、ギミックの通用しない時代にギミックを背負った飯塚選手の引退は、プロレス界におけるギミックの終焉を意味していたのかもしれませんね。

     

    それでもプロレスはファンタジーですが。


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